ほんとのほんと

一浪&三留したアラサーダメ人間が社会と自分とのギャップに半笑いで半ば諦めながら立ち向かって(?)ゆくブログ。  精神年齢は最近19歳になった。

我孫子でカフェ巡りしたのでレポートしときます。

 

 

いや、本当は「我孫子アートな散歩市」というイベントに行ったのだ。

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5月病患者が休日にひきこもっていては体に悪いと思い、なんとか目的を作ったのがこれ。

 

なかなかすてきな写真だろう。

実際すてきだった。美しい5月の手賀沼湖畔にゆれる巨大なTシャツ。

数十枚の洋服をつないでできている。

雑多な記憶を洗濯しているようで眺めていると清々しい気分になっていく……。

 

……が。

しかし、いいなと思えたのはこれだけだったのだ。

ある程度予想はして行ったが、いや、うーん、まあ、こんなもんですよね。そうだよね。小さいアートイベントなんて。きっと遠くからわざわざ来る人は想定していなんでしょう。地元の人の憩いの場の潤いに……ってなに言ってるか自分でもわからない。

 

で、自宅から2時間もかけて遠路はるばる、生まれて初めて我孫子に来ているのにこれで帰るわけにはいかず、カフェめぐりへと目的を変更。

というわけで以下、唐突なカフェの感想。

 

 

North Lake Cafe & Books

我孫子駅から徒歩15分程度。手賀沼公園の近くにある。

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普段なら入らないタイプの外観のお店だけれど、「&Books」に惹かれてしまった。古本屋を兼ねているようだ。本とコーヒーの組み合わせには逆らえない。

 

明るい店内は、装飾などはスッキリしていて、案外居心地が良い。

お店の片隅では、数人の女性が集まって、セルフケアオイルのワークショップが開かれていた。

その爽やかな香りを感じながらタコライスを注文。

料理を待っているあいだに入り口わきの書棚を眺める。

静かに驚く。「自分の蔵書とまるで被らない」。

これほどまで趣味の被らない古書店は久々である。

小説が少ない。あると思ったら海外文学。村上春樹が翻訳しているものがちらほら。

男性の書棚だな、と思った。

でもせっかく来たからには何か買いたい。たまには普段読まない本に手を出してみるのもいい。

そうしてなんとかギリギリわたしでも読めそうなものを手に取った。

 

あいだ (弘文堂思想選書)

あいだ (弘文堂思想選書)

 

 

前の持ち主が必死に引いたらしい鉛筆の線を愛おしく眺めながら読んでいると、タコライスが到着。

 

色鮮やかで食欲をそそるどんぶり。使われているご飯は雑穀米で、体によさそう。

ぺろり完食。食後のコーヒーもうまい。セットで1,100円。

 

気になったのが、店内の張り紙。

6月18日、夏葉社の社長島田潤一郎さんのトークショーとある。

夏葉社。数年前、島田さんという若者がたった一人で起業した出版社だ。絶版になった名著「レンブラントの帽子」の復刻は、ラジオなんかで話題になっていたので名前だけは知っていた。

 

へえ。こんなところで。

 

面白いことをしているんだな、と思った。

こんな、20人程度しか入らない小さなカフェで、「いい本だけを出している出版社」の社長の話を聞くなんて。

すごくすてき。

 

 

吉岡茶房

バス停「我孫子高校前」すぐ。

駅前のインフォメーションセンターのお姉さんが、「ナントカニュータウン行き」以外のバスなら全部停まると教えてくれた。

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古民家風のガラス戸を開けると、ミニマムでレトロな雰囲気の店内。かなり落ち着く感じ。

4人掛けの小さなテーブルが3つと、カウンターには椅子が3つ。

始めはテーブル席へ案内されたが、混んできたのでカウンターに変えてもらった。

この方が喫茶店に来た感があっていい。

 

店の外の幟にもあったように、天然氷のかき氷が有名な店らしいので、またこの日は最高気温28度ととても暑かったのもあり、わたしもそれを注文。

イチゴや宇治金時もいいが、ご当地感のある千葉県産のトマトのかき氷を注文してみた。

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「えっ、こんなにおおきいんですか」

運んできてくれた店員さんに思わず言ってしまった。

ふふっと笑う店員さん。

 

写真で伝わるだろうか。隣に置いてあるグラスは、決してミニサイズではない。

かき氷のほうが、子どもの頭くらいあるのだ。

そのサイズに恐れおののいたものの、食べ始めると氷がふわっふわで、ペロリだった。なるほど、このサイズ!ナイス!() 不思議なことに、天然氷のなせる技なのか、ふわっふわな削り方のたまものなのか、全然頭がキーンとならない。

そして旨味がつまったトマトのシロップ。というか、トマト。粒のままゴロゴロと入っている。

 かき氷×旨味

というのは初めての経験だったが、なかなかどうしてうまくマッチしておいしかった。大満足。

 

しかしカウンター席ということで、贅沢にイチゴがゴロゴロ乗っかったかき氷や小豆たっぷりの宇治金時が次々出来上がっていくのを目の前で見せつけられてしまうため、「ああ、あれもよかったかも……」などと思ってしまう。

もしまた我孫子に来ることがあれば必ずこの店に来て、次はイチゴを注文したい!

 

そして食後に自家焙煎のコーヒーを注文した。

目の前で店員さんが真剣な目でじっくりドリップしてくれた。それを見るだけでわくわくする。

お味のほどは、深みとコクがあってかなりおいしい。氷で冷えたお腹に染みわたる。はあ、しあわせ。

 

かき氷とコーヒーで1,400円。

あのボリュームと味なのでコスパは悪くはないと思う。

 

 

キナリ

吉岡茶房から南西に広がるごく平凡な住宅街の真ん中に、ひっそりたたずんでいたお店。

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店名からも想像がつくが、店内はこんな感じ。

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インテリアも雑貨も、ナチュラルテイストできちんとまとめられている。

 

チーズケーキと自家製ジンジャーエールを注文。

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スフレタイプのチーズケーキはふわふわと口の中でとろける。ジンジャーエールは辛すぎず、さっぱり甘く、ちょうどいい塩梅。

この2つで850円。ケーキはあと100円くらい安いものもあったから、かなりコスパはいいんじゃないだろうか。

実は元・森ガールのわたしからするとこの手のお店は珍しくはないけれど、近所にあったらぜったい通いつめていると思う。

普段使いしたい。そんな店だ。

 

 

さて、そんなこんなで初・我孫子旅は満腹・満足で終えることができた。

アートはいまいちだったけど、コーヒーのおいしい店はたくさんあるし、湖畔の景色は美しいし、志賀直哉邸跡や古い別荘、庭園が残っていたりと、我孫子は、新緑の季節に散歩するにはとてもいい場所だった。

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5月病対策という当初の目標は達成である。

 

あと、イマイチっていま言ってしまったけど、2時間かけていくには、というほどの意味で、地元の方なら、この機会に散歩がてら地域を再発見なんてのも、悪くないと思うよ。

第16回 我孫子アートな散歩市 - 我孫子インフォメーションセンター

29日(日)までやっているそうなので。