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ほんとのほんと

一浪&三留したアラサーダメ人間が社会と自分とのギャップに半笑いで半ば諦めながら立ち向かって(?)ゆくブログ。  精神年齢は最近19歳になった。

夢は本の林の中に住むこと

日常

昔テレビで見たとある小説家の家は、書斎から廊下、階段までとにかく大量の本に埋もれていた。
子どものころ好きだった小説に出てくる探偵の家にも、本棚に入りきらないほどの本があった。
ディズニー映画『美女と野獣』でベルが目を輝かせたあの本の部屋に、同じようにわたしも目を輝かせて見入っていた。

本に埋もれる生活は、わたしの憧れであった。

いつかあんな家に住みたい。

そう願って、少しずつ本をためてきた。
子どもの頃は、図書館には連れていってもらえても、めったに買ってはもらえなかったから、本は宝物であった。
12歳だか13歳だかの誕生日には本をねだった。
一度に十数冊の本が手に入り、ほくほくして家に帰ったのを覚えている。

それでも本棚の2段か3段がやっと埋まる程度。
「本の家」には程遠い。

大学生になると、バイトをして今までより自由にお金が使えるようになったので、自分で買うようになる。
3年生の時に書店でのバイトをはじめると、ますますそのスピードは増していった。


もはや本は「コレクション」と化していく。
2度3度と読み返す本なんて、数十冊に1冊なのだ。
ほとんどが2度と読み返さない不要品。
買ったまま積んどくだけで1度も読まないものだってたくさん。

それでも本が増えるたびうれしくなった。
いつかわたしのこの部屋も、あの「本の家」みたいになるかしら。

そう夢見て本を買う、並べる、また買う、並べる、買う、並べる……

それでもまだまだ「本の家」には届かない。

そしてはたと気づく、たとえば小学校の図書室の蔵書数が1万冊? 2万冊? たぶんそのくらいだから、せめてそのくらいは本が必要だ。
一体あと何十年かかるだろう……。

果てしない。

でも、それでもいいのだ。
サグラダファミリアよろしく、えんえんと積み上げ続ければいい。

今はまだ、和室の一角に並べてるだけ。
それでも、この本たちの前に座っているだけで心が癒される。
この本は面白かったな、あの本はああだったな、と本の世界を思い出したり、この本はまだ読んでないな、どんな話なんだろう、と未知の世界へ思いをはせたり。
そして本を買うたび、1冊ずつあの憧れの部屋に近づいていく。

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就職してから、学生の頃より却って自由に使えるお金は少なくなったから、最近思うように本は買えていないが、それでも、1冊ずつ、積み重ねていく。




今週のお題「わたしの部屋」)