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ほんとのほんと

一浪&三留したアラサーダメ人間が社会と自分とのギャップに半笑いで半ば諦めながら立ち向かって(?)ゆくブログ。  精神年齢は最近19歳になった。

館山若潮マラソンを走った話

マラソン・ランニング

先日、千葉・南房総の館山で開催されたマラソン大会に出てきた。

しゅう史上、初フルマラソン

とてもしんどく、とても楽しかった。

来年も出ようと考えているので、それへ向けた備忘録もかねて軽いレポートのようなものを記しておこうと思う。

 

<この記事の内容>

1 出発からレーススタートまで

2 コース・レースの雰囲気

3 やっててよかった、もっててよかったもの

4 次回に向けて

5 まとめ

 

 

1 出発からレーススタートまで

若潮マラソン当日は、臨時特急が運行される。行きは全席指定。わたしは2本増便されていたうちの早い方のチケットを買った。

このチケット、3週間前に購入した時は2本とも席の余裕があったのだが、当日はもうどちらも満席になっていたようだ。乗る人は早めに切符を買ったほうがいい。

 

8時17分に館山駅に着く。ホームから海が見え、すでに南国の雰囲気が漂っている。

改札を出る前に、トイレに寄った。駅のトイレで珍しく男子トイレに長い列ができ、女子トイレはそうでもなかったが、男子トイレのほうがはけるのがはるかに速かった。結局、駅を出られたのが8時35分。次に待っていたのが、会場までのシャトルバスを待つ超長蛇の列。

バスに乗るのに15分以上かかった。

会場近くのイオンの駐車場で下され、そこから数分歩く。

そして会場についたのが9時を少し回ったころ。フルマラソンの受け付けは9時までであるのに。

もちろん受け付けてもらえたが、遅刻して心は不安でいっぱいだ。

その後、更衣室と荷物預かりはスムーズだったが、寒いしスタート前にどうしてももう一度トイレに行こうと思ったのだが、遅かった。仮設トイレ前にはまた列が。もうスタート20分前なのに。スタート場所の確認もしていないしということで、諦めて集合場所へ移動。

まだ20分あったし、予想タイムの遅いわたしはどのみちスタートして数分はただ歩いていただけなのだから、そこからでもトイレへ行けたとは思う。だけどその時は気持ちにゆとりがなかった。

来年は、駅ではトイレへ行かず早めに受付を済ませてスタート前に余裕を持ちたいと思う。

また、会場のトイレは混むので、イオンのトイレを使う人もいたようだ。

あ、結局どうしたのかって? 結局開始2キロでトイレ行きました。(ちなみに、トイレはコースわきにちょくちょく出現します。)

これがなければグロスタイムでも5時間切れてたと思うので、だいぶ悔しい。

 

 

2 コース・レースの雰囲気

トイレ行きたいよう……と涙目のまま、5時間から5時間半の位置に並ぶ。

寒くはない。さすが南国館山。

遠くでカウントダウンの声が聞こえ、号砲が鳴った。

今回、他の部門も含めると、参加者数は一万人を超えているそうだ。わたしが今まで出た大会のなかでは、一番人数が多い。スタートを切るまで7,8分かかった。

 

まわりものんびりのランナーばかりなので、ゆっくりとスタートを切る。とくにトイレに行った後はほとんど最後尾といってもいい場所になってしまったため、さっきまでの緊張や不安もなくなり、「まあゆっくり楽しめばいいか」とにこにこ走った。

 

本当にずっとにこにこしていたと思う。

地元の人の応援がとても温かい。沿道のいたるところで「がんばれー」と手を振ってくれる。きぐるみで応援してくれている人もいれば、鍋をカンカンたたいてるおばちゃんとか、大漁旗をふってくれている漁師さんとか、小さい子どもたちも楽しそうに「がんばれーっ」と叫んでくれる。老人ホームの窓の向こうから旗を振ってくれるおばあちゃんたちがいて、ガソリンスタンドは道路が通行止めになっているというのにランナーにトイレを開放してくれていたりと、ほんとうにあたたかい大会だと思った。

 

しかも右手には館山の海が広がっているのだ。

なんか楽しい! 楽しくてしょうがない。

おかげで全然しんどくならない。もちろん、ハーフの時より30秒くらい遅く走っているのもあるが、距離を全く気にすることなく17キロくらいまでするする走れてしまった。

 

15キロ前後は、周囲に民家がなくなるので沿道の応援は少なくなるが、菜の花に彩られた海沿いのいかにもリゾートっぽい雰囲気の道で、しかもゆるーい下り坂。ペースも上がる。とても走りやすい。

 

コスプレ姿のランナーもちょこちょこいる。

わたしの目の前には、「おぬしも悪よのう」と書かれた羽織を着たちょんまげ姿のランナーがいた。その隣を走っていた普通のランナーが、「お代官様、1年ぶりです」などと声をかけている(笑)。「あ、どうも」と答える気さくなお代官様。悪代官は毎年参加しているらしい。

 

20キロくらい走ると、そろそろしんどくなってきた。日ごろの練習不足の結果である。

さっきまで「あらもう5キロ」「おやいつの間に10キロ」という感じだったのに、「えっまだ21キロ?」「さっきから1キロしか走っていない……だと……?」な感覚に追い込まれていく。

エイドステーションで出される特製クリームパン(昔ながらの素朴な軽いパン生地と、少し酸味のきいたしっかりしたカスタードクリームで、おいしい。つまみやすいよう、4分の1サイズに切って提供されていた)をほうばり、耐える。

 

ところで、ハーフの大会と今回では、エイドステーションの雰囲気が少し違った。

ハーフなら少し速度を緩めてスポーツドリンクを飲んだらすぐまた走っていたのだけれど、ここでは大抵のエイドステーションのわきに、広いスペースや仮設トイレがあり、ランナーが休めるようになっていた。

わたしも後半のエイドでは少し立ち止まり、屈伸運動をしたりサプリを飲んだりエアサロンパス(無料)を使わせてもらったりしていた。

サプリメントを持ったはいいが途中飲むタイミングがあるかな?と不安だったからこれは助かった。

ただ、一度立ち止まった後また走り出すのって、ものっすごく足が重くてつらいんだけどね。

 

観光地域を過ぎるとまた居住地域に入り、再び沿道の応援がにぎやかになるので助かった。

わたしは手を振ってくれるひとほとんど全員に手を振りかえし、「ありがとうございまーす」とお礼を言い、こっちに手を伸ばしてくれる子どもたち全員とハイタッチをしながら走っていた。

こんな余裕があるならもっと速く走った方がいいのだろうけど、手を振りかえすと、みなさんがこっちを見てくれて、「おねえさんがんばれーっ」とわたし一人に対して声をかけてくれるのがうれしくってやめられなかった。

こんな楽しいことはないですよ。まじで。

 

また、私設のエイドステーションをやってくれてる人達もいた。農家さんがみかん配ってたり、一口シュークリームを渡してくれるおばちゃんがいたり。だから何時間走っても飽きが来ない。

 

それから、参加人数が1万人もいるというのも、わたしのように遅いランナーにとってはありがたいことだと思った。

どっちを向いても常に周りに仲間がいるのだ。

みんな走っている。

これはすごい。

 

若潮マラソンは28キロ付近で一瞬山の中へ入り、結構急な上り坂があるのだけれど、そこでも歩く人は少数派だ。すでに3時間以上走り続けているというのに。

わたしは目をまるくしてそれを見ていた。

 

みんなどうしてそんなに頑張り続けられるの?

 

しかしみんなが走っているなか自分が歩くわけにはいかない。

だからわたしも走り続ける。もうスピードは出ない。キロ7分をこえる遅い速度で。でも、歩かない。

 

32キロをすぎた頃から、いよいよしんどくなってきた。

練習では最長でも30キロまでしか走ったことがないのだ。

もうすでに未知の世界に踏み出している。

いつ歩いてやろう、あと1キロ走ったら歩こうか、などと考えつつ、でもまだ脚が動くので動かしている。

あとそれから、さっきからおしりが痛い。おしりの贅肉が、一歩着地するたびぶるぶる揺れてその衝撃がかかっているのだ……! まるでおしりの両方に数百グラムずつの重りをぷらぷらとぶら下げて走っているよう。

ビタン、ビタン、ビタン、ビタン。

痛い、痛い、おしりが痛いよう。

次回までには絶対やせるぞ、と涙目で、心の中で誓う。

 

37キロを過ぎるとさすがに沿道の声援に応える余裕もなくなった。

それでも地元の方の応援はますます熱い。

この辺りはスタート直後と同じ道であるため、行きも見かけた同じ方たちがまだ声援を送ってくれている。着ぐるみ、鍋を叩くおばちゃん……。スタートから4時間以上たっているのに、みなさんどうしてこんなに応援してくれるのだろう。どこかでZARD「負けないで」を合唱する声が聞こえる。

ありがたさでいっぱいだ。手を振って応える余裕はもうないけど、「がんばれ」の声に、都度、うなずきながら走る。

 

ああ、つらい、でもあと数キロのこの場所で歩きはじめたらかっこ悪い。

なんでか知らないけどまだ足が動くのだ。だから止まれない。ああもう、なんでこんなにしんどいのに足が動くのよ!

 

「あと1キロ」の表示が見えた。すでにレースを終えた早いランナーたちが帰っていく。帰り際、「あとちょっとだぞ! がんばれ!」と応援しながら帰っていく。

 

スタートした会場に戻ってきた。ゴールのアーチが見える。あと少し。ほら。ゴールだ!

 

 

うれしくって両手を天にあげてゴールした。

 

 

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

さて、ここまでで結構長くなってしまったので、今回の気づきや感想はまた次の記事で書こうと思う。

今日はここまで。

 

honto-no-honto.hatenablog.com